食べ物の恨みは恐ろしい
ウチの庭にはクルミの木があります。
引っ越して一年目の昨年はクルミの木の下周辺が草ボーボーだったので、草の勢いが収まってから刈るのと同時に落ちているクルミを拾おうと思ってたんです。
いざ、草を刈ってみるとあんなんに実ってたはずなのに一個も落ちていない(^-^;
よくよく探すと一つ二つ見つかったけど小さな穴が開いていて中身はカラ。食べられてる!
後々調べるとクルミを食べる動物は限られていて、ウチの周辺だと齧歯類の仕業かと。ネズミいるんですよ。
ってことで、今年は「食べる前に飲む!」じゃない、「落ちる前に採る!」という運び。
というかそもそも、川っぺりに生えている木なので落ちる前に採らないと半分以上川に落ちてっちゃうですよねー。
結構命懸け
10月上旬、ちらほら実が落ち始め黒くなったものも見受けられたので、高枝切ばさみを持ち出して採取開始。
ウチの高枝切ばさみは3m弱しか伸びないやつなので、5,6mある木の上の方や川にせり出した枝には届かない。
だから脚立を使って高さと距離を稼ぐんですが、足元が結構な勾配で川の方につんのめる角度になっちゃうんですわ(^-^;
工作の端材を持って来て角度を調整したんですが、それでも脚立を押さえてもらわないと危ない状態だったので、ある程度の収穫で初日終了。(この日はカミさんが留守だった)
翌日うちのカミさんに脚立を押さえてもらって、前日に残した際どい所も収穫。それでも届かない上の方とか川にせり出した方とかは諦め、人間独り占めもよくないしね。
クルミの実を剥がす
黒くなるまで土の中に埋めるとか、長靴を履いてぐりぐりするとか聞いたことがあったのすが、ちょっとネットで調べた結果、特にウチの量だと直接ハンマーで割った方が早いという結論に。
ただ、ビニール手袋必須というのが誰しも言うこと。
実が剝がれたらバケツに入れて、水で何回かクルミ同士こすり付けながら洗います。2,3回水を変えただけできれいになりました。
そのまま使う分は半日干せば大丈夫のようですが、今回は保存用に二日間天日干しにしました。
庭の紫蘇の実をふんだんに使った紫蘇ベーゼ
紫蘇ベーゼって絶対日本でしか通用しない名前だけど、ネットで検索してもいっぱい出てくるし日本人なら得体が知れちゃう不思議な名前。
そして、これがやりたいが為にクルミを採ったと言っても過言ではない!
本家ジェノベーゼは松の実だけど、ナッツなら代用できるのだよ。
材料(4人分)
- 紫蘇ペースト:100g
- クルミ:14個(中身25g)
- ニンニク:一片
- オリーブオイル:150cc
- 塩:少々
- パルミジャーノレッジャーノ(後入れ2人分):40g
今回はこの分量ってだけで、クルミがもっと多くてもいいし、味を見ながら分量を調節してくだされ。
紫蘇ペーストはウチのカミさんが何日か前に葉と穂を収穫してフードプロセッサーにかけて冷凍しておいたもの。
先ずはクルミを取り出す。フライパンで10分弱乾煎りすれば殻の間に隙間ができるのでナイフで簡単に割れます。
それを竹串でほじくり出す、きれいにはとれなかった(^-^;
ほじくったものをもう一回フライパンで乾煎りすることで香りがたちます!
フードプロセッサーでクルミとニンニクとオリーブオイル半量を回してから、残りのオリーブオイルと紫蘇ペーストを入れてまた回す。塩で味を整える。
いっぺんにやってもいいんですが今回はそういう気分。
半量は冷凍したかったので、パルミジャーノはパスタと絡める時に入れました。
というわけで茹で上がったパスタと和えて完成でーす。
紫蘇の穂が入っていると、刺身とかに付いてる紫蘇の実の風味になりますね、当たり前か(^-^;
クルミの存在も確かに感じられます!
そして明日から
10/23 古民家マルシェ、酒蔵マルシェ、はならぁと 同日に開催!
古民家マルシェでは定食ではなく、うどん単品の提供とおにぎりを作るのか作らないのか、乞うご期待!
食堂すずきは古民家のお宿『奈の音』をお借りした食堂です。
※次の開店は未定です。
定食ではなく、ぶっかけうどん単品と別売りの+αメニューでの営業となります。
駐車場完備、お座敷なのでお子様連れでも安心です!
〒633-2115 奈良県宇陀市大宇陀西山91
ご予約も受け付けております。電話またはメールお問い合わせで。
食堂すずきの電話予約(奈の音の電話番号ではありません。上のリンクからお願いします。)
※「はい、すずきです。」と受けますので、食堂の予約をしたいと伝えて頂けるとありがたいです。
ついでに映像作品(?)二作目も出来ました
以上!